課題
Deciloは成長に伴い業務が複雑化していました
Dasoloに相談があった時点で抱えていた問題点は次の通りです:
- 営業と製造の間で見通しが持てないこと
- ファイルや仕様がメールや手作業でやり取りされること
- 複数チャネルから混在して入る注文管理の難しさ
- 耳型や印象から作る完全カスタム品であること
さらに補聴器士側は、メールや手作業に頼らず簡単に注文・患者データを送れる仕組みを強く求めていました。
解決策
Deciloの業務に合わせたOdoo連携のフルカスタムB2Bポータルを設計・構築しました
補聴器士向け専用ポータル
補聴器士は安全な専用画面から次の操作が可能になりました:
- 注文の進捗を時系列で追跡する
- 耳型スキャンや関連ファイルをアップロードする
- 各注文を特定の患者に紐づける
- 製品仕様を設定しバリエーションを選ぶ
- 数ステップで簡単に発注を完了する
現在、このポータルはパートナーの日常運用に組み込まれています。
患者中心のデータ構造
Deciloの業務は通常のECとは異なり、注文は顧客単位ではなく“患者”に紐づきます。補聴器士が発注・支払いを行っても、最終製品はエンドユーザーである患者に結びつかなければなりません。
DasoloはOdoo上に専用のデータモデルを実装し、次を可能にしました:
- 補聴器士・患者・注文の明確な関係性の定義
- 3Dスキャンや印象などファイルのアップロード管理
- 患者情報の記録・参照管理
ドキュメントアップロード領域:印象から受注までを一本化
Dasoloは補聴器士が耳型ファイルを各注文に直接ドロップできる専用アップロードゾーンを構築しました。データはポータルから受注へ自動的に流れ、製造へそのまま引き継がれるため、手動での受け渡しやファイル紛失が発生しません。生産側は必要な情報を適切な注文に紐づけた状態で即座に受け取れます。
製造ワークフローの自動化
注文確定後の流れ:
- 生産チームは単一の画面で必要情報を閲覧でき、
- 関連データはすべて注文に紐づいているため、
- 製造指示書(MO)が自動生成されます。
チーム間で情報を手動で渡す必要はなくなりました。
複雑な製品設定の管理
Deciloは多彩な製品バリエーションを持つため、我々は次を設計しました:
- 運用負荷を増やさず大規模なカスタマイズを支える仕組み、
- カスタム構成を扱えるシステム、
- 柔軟な製品カタログの構築。
重要な学び
Dasoloでの気づき
重要データを一元化してチーム間の摩擦をなくすこと
外部パートナーにはシンプルで構造化された操作窓口を提供すること
売上から生産への引き継ぎを自動化してミスや遅延を防ぐこと