課題
以前のカスタムシステムは成長や変更に対して脆弱で、運用面で足かせになっていました。
直面していた問題点は複数ありました。
- ちょっとした変更でも高額な費用が発生すること、
- プロセスを柔軟に変えられないこと、
- 事業拡大に合わせたスケールが難しいこと、
- 新たな法規制や要件変更に迅速に対応できないこと、
そのため求められた要件は明確でした。
- 柔軟でスケール可能であること、
- 外部開発者への依存度を下げられること、
- 日々の業務をもっと構造化できること。
解決策
DasoloはOdooを核に、標準機能を最大限活用しつつ必要最小限のカスタマイズを組み合わせる現実的な導入を行いました。
標準を基盤とする設計
Sales(販売)、Inventory(在庫)、Invoicing(請求)などのコアモジュールを中心に据え、過剰な特注仕様を避けて安定した基盤を短期間で構築しました。これにより運用の複雑さを抑えつつ信頼性を確保しています。
B2B業務の再設計
DasoloはB2Bの流れを再構築しました。
- 先受け注文の管理、
- 配達のスケジュール化、
- 物流効率を高める注文のまとめ方、
- 請求処理の一本化、
これらにより日々の作業に見通しと秩序が生まれました。
生産計画を支えるダッシュボード
生産現場が先手を打てるよう、Dasoloは専用のダッシュボードを導入しました。
- 今後の配達予定を集約し、
- 製品ごとの必要量を自動算出、
- 生産チームが直感的に把握できる可視化を実現、
その結果、いつ何をどれだけ作るべきかを現場が前倒しで判断できるようになりました。
コミュニケーションの一元化
すべてのやりとりをOdoo上で完結させる仕組みに移行しました。
- 散在するメールやメモが減り、
- 注文や作業の追跡性が向上、
- 部署を跨いだ調整がスムーズになりました。
内部での自律化を促進
プロジェクトの重要な目的は、Sirre自身が運用・調整できるようになることでした。Dasoloは社内のキーパーソンと密に連携し、
- Odooの使い方と設定方法を習得させ、
- 日々の微調整を自分たちでできる体制に整え、
- 外部サポートへの依存を大きく低減しました。
得られた教訓
Dasoloが得た知見
1
可能な限り標準機能を土台にすること。
2
付加するカスタムは、本当に価値を生む箇所だけに限定すること。
3
複雑化する前に業務を整理し、社内のオーナーシップを育てることが長期的成功の鍵です。