Odooから外部ツールにそのままアクセスする方法
Odooは営業、在庫、会計など日々の業務を一元管理する中核システムとして使われることが多いです。
一方で特定の用途に特化した外部のウェブアプリを併用する企業も少なくありません。複数のブラウザタブを行き来する代わりに、その外部アプリをOdooの画面内に組み込み、まるでネイティブなOdooアプリのように扱えます。
このガイドでは、カスタムモジュールの導入やコーディングをせずに、Odooの標準機能だけで任意の外部ウェブアプリをOdooに埋め込む手順を分かりやすく説明します。
実際の動作を確認する
詳しい手順に入る前に、外部ウェブアプリがOdoo内に追加され、直接開ける様子を短い実演動画で確認できます。
事前に準備しておくこと
以下の手順を実行する前に、次の条件を満たしていることを確認してください:
- 開発者モードが有効になっていること
- Odoo Studioへのアクセス権があること
- 埋め込みをブロックするサイトもあるため、外部サイトがiframeでの埋め込みを許可していること。
実際の手順
下の順番に沿って進めれば、任意の外部ウェブアプリをOdooのアプリとして追加できます。
1️⃣ 開発者モードを有効にする
まずはOdooのデータベースにログインします。
ユーザーメニューまたは設定から開発者モード(Developer Mode)をオンにします。
ビューやテクニカル設定にアクセスするために必要です。
2️⃣ Odoo Studioを開く
任意のOdooアプリを開きます。例ではCRMを使っていますが、どのアプリでも手順は同じです。
画面右上の操作に進みます:
- 🔧 ツール/レンチアイコンをクリックします。
- メニューからOdoo Studioを選択してください。
3️⃣ 新しいメニューを作成する
Odoo Studioの画面で:
- メニュー編集(Edit Menu)を選びます。
- そこで新しいメニューを作成します。
- 分かりやすい名称を付けましょう。例えば:
- 「外部ウェブサイト」
- 「Internal Tool」
- 「Reference Platform」
- 「Odoo - Shopify connector」
モデルの設定を求められたら:
- 任意のモデルを選択します。
- メニュー作成のためにモデルが必要なだけで、どのモデルを選ぶかは重要ではありません。
確認してメニューを作成します。
4️⃣ 新しいメニューのビューを調整する
メニュー作成後は:
- 表示設定のViewsに移動します。
- リスト表示(List view)を無効にします。
- フォーム表示(Form view)をデフォルトに設定してください。
こうすることで外部サイトが画面いっぱいにきれいに表示されます。
5️⃣ 保存してアプリを開く
メニューに紐づいたForm viewを開きます。
そのうえで:
- 画面上部のViewをクリックし、
- 続けてXML viewを開きます。
ここに埋め込み用の定義を書き込みます。
6️⃣ フォームビューを埋め込みコードに置き換える
XMLエディタで:
- 既存コードをすべて選択し、
- 下のカスタム埋め込みコードに差し替えます。
<form string="Embedded Webpage" version="7.0" edit="false" create="false"> <div style="position:absolute; left:0; top:0; width:100%; height:100%;"> <iframe src="https://www.odoo.com/ar/trial" width="100%" height="100%" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="no" scrolling="no" style="border-width:0px;"> </iframe> </div> </form>
このXMLは外部ウェブサイトをOdoo画面内に表示するビューを定義しています。
7️⃣ 埋め込む外部サイトのURLを挿入する
XMLコードの中で:
- URLが指定されている箇所を見つけ、

- 表示したいウェブサイトのURLに書き換えます。
変更を保存してください。
8️⃣ Odoo内で埋め込みサイトを開く
先ほど作成したメニューをクリックします。
新しいタブを開くことなく、外部サイトがそのままOdoo内に表示されます。
✅ 設定完了です
- 外部アプリがOdooのアプリとして使えるようになりました。
- Odooの操作画面から離れずにいつでも開けます。
- 必要に応じて名前の変更、設定の調整、削除もいつでも可能です。
実務での活用例
- EC連携:Odoo内から直接連携画面にアクセスし、同期操作を行えます。 Odoo - Shopify連携:例えば当社のようなコネクタを画面内で操作できます。、Odooを離れずにデータ同期をコントロールするため。
- カスタムダッシュボード/レポート:外部のBIや解析ツールのリアルタイム画面をOdoo内に表示できます。
- 社内業務ツール:オペレーションやサポート、経理が使う社内Webアプリを埋め込んで共有できます。
- Odooと連携する外部プラットフォーム:サードパーティツールを一元インターフェースで保持し、作業の流れを乱さずに活用できます。